- ■舌の上で溶けるような軽い口当たり
高々に細かく舞う伊勢の波頭(波のいただき)のしぶきように削り上げられた「かつお節 天ぱく の“波頭”」
“軽軽削り”という名のように、極限まで軽く、
そしてふわっと溶けるようにやわらかい舌触りが特徴的です。一般的なかつおぶしは、本体を横にして削りますが
まるてんのかつお節は、輪切りにした「本枯節」の繊維を切りながら削ります。
それにより、かつお節の繊維が舌に残ることなくサッと溶け、
食材に掛けるとふわっと味がなじむ美味しい食味、食感が堪能できます。冷や奴、おひたし、お好み焼きにぴったりです。
味馴染みがとても良く、料理に自然な旨みがでますので
サラダやパスタ、焼き茄子、大根おろしなど、
様々な料理に合わせて、是非お楽しみください。- ■詳細
【内容量】46g
【保存方法】直射日光を避け、常温で保管してください。
*かつお節は、削りたてが風味・食感・香りともに一番極上です。
商品はジップロックタイプになっておりますが、
なるべくお早めにお召し上がりいただくことをオススメ致します。伝統あるかつお節「波切節」を、本物の味を求めて丁寧に作り上げた職人の技を、是非、ご堪能くださいませ。
- ■「波切節」の歴史
大王町波切。
美しい自然と情緒豊かな街並みが残る波切に、
かつお節 天ぱくさんの製造所、鰹燻し小屋があります。鰹燻し小屋では、今も煙を絶やさず古法を守り、伊勢波切節が生まれます。
【波切節の歴史】
古来、朝廷の献上品にて、名錐 (波切) の在所より堅魚と呼ばれる品あり
天子いたく喜び朝儀として求めたり。
― 「本朝食簡」より引用 ―波切節の歴史は、なんと奈良王朝の時代まで遡り、
当時、王朝や神宮などに献上していた記録に「波切」の名が記されています。天ぱくの伝統製造「手火山製法」が生まれたのは江戸時代中期。
「堅魚」の製造が飛躍的に進歩し、鰹節の製造法として、
燻し技法が取入れられ、波切の鰹節の製造は、盛んになってきたようです。伊勢神宮の外宮では、食の神様「豊受大神」が鎮座されており
1500年もの間、毎日朝夕2回、食事を捧げる祭りが開かれていますが
そこに必ず捧げられている神饌の1つが「かつお節」。波切節は、日本を代表する食の神様が毎日召し上がる最高の御馳走であり、
天ぱくの本枯節はその最高級品です。- ■ 江戸中期から守り伝えてきた伝統製造「手火山製法」とは
江戸の中期に生まれた「手火山製法」とは
→ 漁獲海域、シーズンによって全て異なる魚質を見極め、火加減を手で調整しながらじっくりと 藁(わら)を燻すことでかつおの水分を除去した後、発酵させる製法のこと。*このスタイルを今も継承しているのは全国で10軒程度しか残っておらず、天ぱくはそのうちの1軒です。
「手火山製法」が生まれた当時には、この製法は秘伝とされ、この製法で作られたかつお節が最上級とされていました。
当時、かつお節の極上品は銀貨一枚と同価値があったと言われています。
【天ぱく が継承する「手火山製法】
かつおの天ぱくでは、一本釣り鰹だけを使用し、伊勢神宮の里山より間伐された「姥目樫(うばめがし)/ 備長炭の原木」で燻すなど、伝統の技を守っている数少ない生産者です。
また通常、本枯節を作る際に行う *カビ付けは3回ほどですが、
かつおの天ぱくでは魚体の大きさや脂の質を見極め、多いもので5回行います。*天然菌カビ付け
→伊勢・波切の燻小屋にて、天然菌にこだわり、春に水揚げされた鰹を6ヶ月かけて加工。
その中で一番良いものが、10月中旬に伊勢神宮で行われる“神嘗祭” に奉納されます。- ■HARUからスタッフより
天ぱくさんのかつお節に初めて出会った時、私はまだ20代前半。
当時は、かつお節を 意識して味わうことをしていなかった為
商品によって、味や香りに違いがあるという事を知ろうともせずにいました。なので、お好み焼き屋さんでかけるかつお節も、
友人たちとBBQをするために買ったかつお節も
味わう というよりも、そこにあるから食べていた、というような感覚。その私に、かつお節の美味しさと楽しさを教えてくれたのが
天ぱくさんの「波頭」でした。「波頭」「軽軽削り」という名の通り
このかつお節は、手触りも舌触りも驚くほど軽いんです。気を付けていないと、袋から摘まむだけで指の間から宙にふわふわ飛んで行ってしまうし
気を付けていないと、少しの鼻息でお皿から食卓に大散布。笑あまりの軽さに、毎度毎度感嘆してしまうのですが
その軽さが、わたしは美味しさの秘密だと思っています。まず、たっぷり切った玉ねぎサラダに、
波頭をたっっっっぷりと乗せて召し上がってみてください。かつお節の繊維が舌に残ることがないので
サラダのようなシンプルな料理と合わせても噛みやすくて食べやすい。そして、かつお節の香りも、全く気になりません。
香りすらも、軽いんです。どのかつお節にも、独特の香りがあると思いますが
天ぱくさんのかつお節は、ふわふわと宙に舞うように優しく鼻に届くので
サラダのようにシンプルな料理でも、かつお節の香りだけが目立って強く主張してくることなく、美味しい香りとして、他の食材と調和してくれます。そして味も、料理を邪魔することなく溶けるように自然と調和してくれるのが
「波頭」の本当に本当にすごいところ。
むしろ、波頭が旨味となって舌に届くので、どんどん色々な料理に掛けたくなります。茄子の味噌炒め、キュウリの和え物、和風パスタ、担々麵、
カレーうどん、豆腐ステーキ、揚げ出し豆腐、ゴーヤチャンプルー、焼きおにぎりなどなどなどなど。
これらの料理に全てかけてみましたが、外れたことありません。
むしろ、追加でどんどん掛けてます。ただ、一度試してみていただきたいのが「ご飯」との組み合わせ。
いわゆる “猫まんま” とも呼ばれるレシピでしょうか。熱々のご飯に、波頭をたっっっぷりと乗せて
「醤油+マヨネーズ」を味付けとして少し掛けて召し上がってみてください。
もしあれば、海苔(味付けナシ)も刻んでパラパラと。ふわふわのかつお節が、あたたかいご飯に溶けるように馴染むので
すっっごく美味しいんです。
ほんの少し小腹が空いた時に、おやつを食べるよりも
ササっとこれを作って召し上がったほうが、満足度が数百倍も変わる気がします。かつお節は、和食だしの基本として日本人が大切にしてきた食材です。
お腹も心も満たされて、「無性に食べたい!!!」という感情も
ホッと落ち着いてくれますよ。何よりヘルシーですしね◎是非是非、色々なアレンジで「波頭」をご堪能ください。
波頭 軽軽削り(かつおぶし)
865円(税込)
波頭(波のいただき)のしぶきように削り上げられた「かつお節 天ぱく の“波頭”」
本枯節の繊維を断ち切るように削り上げられた波頭は
“軽軽削り”という名の通り、極限まで軽く、
かつお節の繊維が舌に残ることなく、ふわっと溶けるようにやわらかい舌触りが特徴的です。
味わいも食感も香りも自然と食材に馴染みます。
それが旨味となって更に料理の美味しさが増すのが不思議なところ。
是非、様々な料理に掛けてお楽しみください。
在庫10個